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入賞者紹介

ピアニスト 野島稔

 1945年横須賀市生まれ。3歳からピアノを始め、桐朋高校、大学、ソビエト留学まで井口愛子女史に師事した。高校3年の1963年、第32回日本音楽コンクール第1位大賞受賞。1966年ソビエト文化省の招きでモスクワ音楽院に留学、レフ・オボーリン氏に師事した。1968年海外派遣コンクールに優勝、1969年第3回ヴァン・クライヴァーン国際ピアノコンクール第2位入賞。翌年1970年ニューヨークのカーネギー・ホールでデビューリサイタルを開き、大成功を収め、ニューヨーク・タイムズなどで高く評価された。以来、ニューヨークと東京を本拠に、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの各地でリサイタル、オーケストラとの共演、室内楽の活動を行っている。ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールには、1981年と1985年に審査員としても招かれている。

 日本を代表する国際的ピアニストであり、NHK交響楽団をはじめ日本の主要オーケストラとの共演は数え切れない。新日本フィル、東京交響楽団、NHK交響楽団、東京都交響楽団など、各オーケストラの海外公演にも度々ソリストとして同行、そのどれもが絶賛されている。

 1986年にはモスクワ、1988年にはレニングラードで松村禎三氏のピアノ協奏曲第2番を演奏し、いずれも最大の賛辞を集めた。1992年にはNHK交響楽団との数々の名演が評価され、有馬賞を受賞した。1994年には、東京サントリーホールにてリサイタル「野島稔・プレイズ・ラヴェル」を行ない、「近来稀に見る最高級の演奏」、「奇跡的な技術と磨きぬかれた音楽性の円熟の極地」など、最高の絶賛を博した。またその後も、ロンドン・BBC交響楽団、モントリオール交響楽団などと共演するほか、多くの内外のオーケストラから招かれ高い評価を得た。

 2006年からは、地元・横須賀芸術劇場にて、「野島稔・ピアノコンクール」をスタート、自ら審査委員長を務め、後進の育成にも意欲を燃やす。現在、桐朋学園大学院大学の教授。

 CD録音にも力を注いでおり、「野島稔・プレイズ・リスト」、「野島稔・プレイズ・ラヴェル」をリリースし、「まぎれもない傑作」(ステレオ・レビュー誌)、「世界最高のラヴェル演奏の一つ」(レコード芸術)と内外で激賛されている。

 近年のめざましい充実ぶりからも、ピアノ芸術の真髄を伝える貴重な演奏家として、今後のいっそうの活躍が期待されている。

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